2006/11/05

原作と映画の違い

「天使の卵」を見てきました.原作は村山由佳さんの小説ですが, 未読です.かなり売れた小説だという認識はあるのですが, 朝の上映だったからなのか,小さめのスクリーンでもお客さんはまばら.原作に思いいれがあると, 逆に映像化されたものは躊躇するという事もあるかも知れません.

原作を読んでいない私の感想としては, うまくまとまってていい映画かな? という気はしました.説明不足な点もいくつかありましたが, 「疑問点を知りたかったら原作を読んでね」という感じの映画だと思います.

映画は, 原作にはない(らしい)4年後と現在 (もしくは現在と 4年前?) が交互に現れる構成,また, 狂言回しを置いた3人称での話となっています.ここらへんが多分「原作と違う」と思う所かも知れませんね.ただ, 映画単体で見た時には「4年後」がないと, 見た人は取り残された感じになるかも知れません.

微妙に今4年後なのか現在なのか分からなくなる場面があったり,4年後に「含み」がないので, 結末の予想がだいたいついてしまったり,最後の所で「それはないだろう」と覚めてしまう演出があったりしましたが,全体的には原作を読んでいない人も問題のない, いい映画かなとは思いました.

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